風の城8

 

 


 「あぅん…」

「おっと」

 ブレンダはアストルファの熱くそして濃い精を自身の中に注ぎ込まれると同時に吊っていた糸が切れたかのように体が前に崩れ落ちてしまった。寝

たままでアストルファが下でブレンダの肩を両手で支える。

「ねーえ」

 アストルファは視線をアスティに移し尋ねた。

「これってさーあ、堕ちたと判断していいのかなぁ?」

「体は完全に堕ちたと判断してもよろしいのでしょうが…。本人の口から確認が取れていませんね。気を取り戻したら一度聞いてみましょう。それ

で認めたら教育を始めることにしましょう。若しまだ堕ちていないと言うのでしたらまたお願いしますね」

「分かったよ。本音をいえばもう一寸無理矢理やりたいところだからね。ラティーニなんか二日しか抵抗してくれないもんだからなかなか楽しめない

からさ」

 そう言うとアストルファはブレンダを抱くようにかかえ起き上がり、寝台の上にブレンダを寝かせる。血と大量の愛液にまみれた男根を引き抜き、

座った状態から尻を中心に九十度周回転し、寝台の下の自分の靴の上に降り立つ。靴を軽く履き、寝台の上に掛けておいた自分の服を着始めた。

「でもさ、そっちのお嬢ちゃんはもうやる気まんまんなんじゃない?」

 上着の袖に腕を通しながらアストルファがアスティにシエナのことについて聞く。

「そうなんですけどね・・・。一応約束ですからお母様が堕ちてからと致しましょう。」

 そう答えたアスティはシエナを向いて言った。

「シエナ様、アナルもあそこもいじるのは構いませぬがくれぐれも処女幕だけは破らぬよう。・・・最もできれば何処もいじらないで頂けるのが一番なん

ですが。お好きそうなアナルをいじって広げられてはやや私の興を削がれてしまいますから。」

「・・・。」

 その言葉に答えられるだけの言葉をシエナは思いつかなかった。

 

 

 色々と言いたいことはあったシュリーだがアスティとアストルファが出ていくまで口を開くことが出来なかった。それは母親の痴態と妹の意外すぎる

反応に精神の均衡を揺さぶられていたからかもしれない。

 その後母親は寝かせ、ラティーニとシュリック姉弟とシュリー三姉妹が意識のある者として部屋に残された。シエナとロティは口を開くことも無く椅子

に座ったままだった。またシュリーはシエナにアスティにアナルを愛撫されて感じてしまったのかどうか聞きたかったが、答えが怖かったのと、そも

そも質問そのものをどうしたらよいか分からなかった。

 ラティーニ達はといえば、何やら書物を出し、それを読んでいる。するべきことを見出せないシュリーはこの中で一番話し掛けやすいシュリックに何

を読んでいるのか尋ねた。

「ね・・・、何を読んでいるの?」

 話し掛けられることは珍しいのだが、それでもシュリックはシュリーのほうを向きながらシュリーの言葉を聞いてからまた本に目を戻し、

「これは大陸の歴史の本です。国の起こりから今までを簡易にまとめた本で、大陸の歴史をざっと分かることが出来るような物です。」

「アスティ様たちに言われて読んでいるのさ。取り敢えずシュリックには色々教えていかなきゃいかないんだけどそれには広い土台が必要だからね。

ま、頭は良い子だからあたしよりよっぽど統治者として向いていると思うよ。」

 ラティーニがシュリックの言葉を補足する。

 ラティーニから話し掛けられたことで、シュリーのラティーニに対する見えない壁の一部が壊れたようで、シュリーは今度はラティーニに尋ねた。

「ラティーニ様はどのような物を?」

「ああ、あたしは本当は軍略と武芸に特化したかったんだけどね。でもそれじゃいけないって言われて、今は統治者としての基本を漸く学んでいると

いったところさ。シュリックの頭を考えるとすぐにこの分野は追いつかれそうさ。」

(ああ、こんな笑顔も出来るんだ・・・。)

 無意識で作ったラティーニの笑顔は純粋にシュリーに好意を呼び起こさせた。国では男勝りといわれていただけあって繊細さとかか弱さ、はかなさ

といったものとは距離があるように思えるものの、明るくて輝いていて、回りに元気を与えるような、そんな感じのよい笑顔に思えた。

「貴方たちは貴族だったんでしょ?」

 シュリーからラティーニ対する壁が崩れたことは同時にラティーニからシュリーに対する障壁も取り払ってしまったみたいだった。

「ええ、お父様が殿下の第七王弟でした。」

 辛い過去の話にはなるがそれでも何故かラティーニに話し出してしまった。

「その後はラティーニ様たちと同じ道を辿ってしまいましたが・・・。」

「んー、まあ、ね。一寸違うのはあたしとシュリックは皇女と皇子だったってこと。若し何も無ければ、そして、逆に何かあればシュリックが国王になっ

ていたはずなんだけどね。シュリックが国王、あたしが騎士団長とか前線司令官とかになるのが一番の希望だったんだよ。難しいことはシュリックに

押し付けてあたしはずっと体を動かしていたかったんだ。まあ、騎士団長とかってのは女のあたしにはなれたかどうか分からないけど。でも結構賛

成の声は大きかったんだ。・・・いや、って言うかこのままいけばなれるんじゃないかっていうくらいまで来ていたんだよ。」

 その遠い目は何を思っての目だったのだろうか。あの日を懐かしんでいるのか、それともアスリーナに対して矢張りまだわだかまりがあるのか、

それとも環境の変化を思っているのか。

 そしてさらにラティーニが言葉を続けた。

「あんた達は第七王弟の子供だったんだろ?王位継承には殆ど関係ないように思うんだけど、どうなの?」

「あ、はい、王には子供もおりましたし、王のご兄弟も若くてご健在でした。」

「ふーん、でもあんたたちが選ばれた・・・。・・・。・・・そうだ、国王の子供の出来ってどうだった?」

「出来・・・といいますと?」

 一応は分かる気がするし、最早不敬の罪を問われることは無いはずなのだが、矢張り気兼ねがして更に詳しく聞き返す。

「馬鹿だったかどうかってことさ。」

 もともとの性格らしくラティーニが余りにも露骨に聞いてきた。

「いや・・・、その、馬鹿とかそういうことはないとは思うのですが・・・。」

 流石に言葉を選んでいるとなかなか上手く答えられない。

「じゃ物凄く出来はよかった?」

「あ、あの・・・物凄くと言われると、一寸難しいんですけど、でもそこまでは何とも・・・。」

「あー、もう煮え切らないね。もう気兼ねする相手なんかいないんだから、はっきり言っちゃいな。それでも言い難かったらあんたの意見じゃなくて街

の噂とか宮中ではこういわれていたとか、城内では専らあんなふうに言われていたとかそんな感じであんたの意見じゃないってことなら言えるだ

ろ?」

「あ・・・、はい、あの・・・。・・・国王の子供は男の子が三人いたんですが、三人とも悪名を後世に残したり、傾国の王とかにはなりそうにも無いんです

が、良くも悪くも凡庸で、これといった才覚も能力も無く、下の上か、よくて中の中だという話を聞いたことがあります・・・。」

「成る程、まあそうだろうね。でもまだ国王の兄弟がいたね。その人たちはどう?」

「あ、やっぱり国王のお子と同じで・・・。」

「そっか。・・・じゃあさ、あんたの母親って、どう?」

「どうと言いますのは・・・?」

 話が思いもかけない人に広がったのでシュリーはやや質問の意味を捉えかねた。

「何て言うのかな、国王じゃないけど、人の上に立つものとしてというか、人をひきつけるカリスマ性とか、国を治める力というか、そういう才能って、

ある?」

 上手くは言えないが、シュリーにはラティーニがいいたいことの意味は大体分かった。

「詳しいことは分かりませんが、お母様には人を引き付ける魅力というのはあると思います。国を治めるとかいう事も、私は上手く出来るのではない

かと思います。お父様がたまにお母様がこの国の国王、せめて国王代理にでもなれたらと仰っていたことは聞いたことがあります。ここだけの話、

先の国王様は凡庸に過ぎました。」

「ふーん、成る程、あんたもはっきり言うね。」

「あ、いや、そうではなくてそういう噂があったということで・・・。」

 慌ててシュリーが付け加えた。

「あはは、分かってるよ。まあ、でも大体のことは分かったような気がする。恐らくアスリーナ王はあんたの母親を旧エミルア領の太守にしようとしてい

るんだと思うよ。」

「お母様を?」

「そう。私達もバストリア王家の唯一の生き残り。でも何で滅ぼした国の王族なんかを生き延びさせておくと思う?そりゃシュリックはまだ若いよ。十二

歳だ。でもそれを言うなら他の王族にはもっと若い人たちがいたし、赤子だっていた。だから年齢は関係ない。そして統治者としての資質だけど、あ

たしはシュリックにはそれがあると思う。いや、実際回りからもそう言われていた。中興の祖どころではない。開闢以来開祖も含めて一、二を争う王

になるんじゃないかってね。今はまだあんたたちにはそんな姿は見せていないけど、その内分かると思うよ。」

「そうなんだ・・・。」

 シュリーがシュリックをやや驚きを含めた目で見る。

「だからこの子を旧バストリア領の太守にするんじゃないかな?あたしは何で生きているのか分からないけど、ま、おまけみたいなもんかな?この子

一人じゃ寂しいだろうからさ。」

「でもあの人たちはラティーニ様にも勉学に励むように言ったのですよね?」

 あの人たちとは勿論アスティとアストルファのことであろう。

「ああ、うん、そうなんだよね。あたしなんかが勉強した所でこの子にかなうわけ無いし、別に他に統治しなきゃならない領地なんて無いだろ?」

「んー、ではシュリック様を太守にして、ラティーニ様をさらにバストリアをいくつかに分けた領地の統治者にしようというのではないですか?」

「どうだろね?でもだったら他にも何人か必要だろ?あたし一人じゃとても無理だよ。まあ、シュリックの補佐とか副官とかそのくらいじゃないかな?」

 確信を伴った結論は得られず、ラティーニは腕を頭の後ろで組んで椅子の背もたれに自分の体重を預けた。そしてラティーニがまた言葉を続け

た。

「なんていうかさ、アスリーナの王って贖罪意識が強いように思えるんだよね。今各国を征服している大国の王としては一寸そぐわないようなさ。・・・

最もあたしは無理に征服者を演じているような、そんな感じがするんだけどね。」

 ラティーニのその言葉はシュリーには全てを理解することができなかった。それはラティーニの言いたいことも難しいし、またその言葉が何と無く

アスリーナ王の免罪の言葉になるような気がして全てを受け入れることが出来なかったのである。

「ま、その内色々分かってくるでしょ。それまでは運命ってやつにお任せしとくさ。毎日が楽しいしね。あんた達も早くアスティ様たちの味を覚えな。

一気に人生観が変わるよ。・・・って言ってもあたしでも二十三年しか人生なんて経験してないけどね。」

 それでもシュリーもすぐ、はいそうですかと屈服することなど出来ない。・・・ただ先程のあの母親の痴態、あれは母親はどういう思いだったのだろう

か。アストルファを受け入れていたのだろうか。それとも拒否していたのだろうか。そして何より私自身が本当の本当に抗うことを望んでいるのだろう

か?

 ラティーニはそのようなシュリーの葛藤など知る由も無く、背もたれからまた体を起こし、ほんのページを何枚かめくってみたりした。だがそれにも

飽きたのか、椅子から立ち上がり、何を思ったかその場で四つん這いになる。そしてそのまま四足歩行になったラティーニはテーブルの下に潜り

込んでいく。

「?」

 シュリーが不思議がって下を除いてみた。そこには。シュリックの太股に手をあてがい無理矢理開かせたラティーニの姿。

「ねーえ、シュリックー、やろうよー。」

「だ、だめだよぉ、もう一寸で読み終わるんだから・・・。」

 シュリックが机の下を覗き込みながら姉に言う。

「あと何ページ?」

 質問の意味は分かったものの質問の意図がわからなかったが、取り敢えずシュリックが残りのページを数え出す。

「んーとね・・・、・・・・・・。・・・十三ページ。」

「じゃあシュリックが読み終わるのが早いかいくのが早いか競争しよう。」

「競争?」

「そう。シュリックが先に本を読み終わったら我慢するけど、読み終わる前にあたしがシュリックをいかせたらあたしの勝ち。そしたらシュリックはあ

たしとする。勿論本はちゃんと普通通り読んで不正は無し。どう?」

「僕が勝った時のメリットが無いんだけど・・・。」

 冷静にシュリックが言った。

「んー・・・、・・・じゃあ逆に何がいい?」

 その問いにはシュリックが間髪入れず答えた。

「ジューダスに乗ってみたい!!」

 ジューダスとはラティーニの愛馬のことであり、バストリア旧領から此処へ連れてきた程ラティーニが大切にしている馬であった。世話も出来るだけ

自分でしていたし、ましてや人を乗せることも殆ど無かった。それはシュリックも例外ではなく、かねがねシュリックはラティーニに載せてくれるよう頼

み込んでいた。

「んー、ジューダスかー・・・。」

「駄目?」

 机の下で四つんばいという状況で真面目な表情を浮かべて思案する姿はやや滑稽ですらあったが、

「ま、いいよ。」

と、答えた。

「本当!?」

 かねてからの念願が成就したシュリックは喜色だけで表情を作った。

「ああ、本当さ。でもね、多分あたしが勝つだろうからあたしは別に構わないんだけどね。」

 ラティーニが余裕いっぱいといった感じでシュリックに答える。その言葉は文字通り自分が勝つことを信じて疑っていない。

「えー、僕だって我慢できるよー。毎日お姉ちゃんに鍛えられてるんだから。」

「さー、それはどうでしょ。よーい、スタート。」

 じゅぽっ・・・

 そう言うなりいきなりラティーニはシュリックの一物を咥え始めた。

「はうっ、んっ・・・ずるいよぉ・・・。」

 シュリックは心構えが出来る前のいきなりの快感に先制攻撃を甘受してしまった。

「あは、なんだかんだ言っても元気いいじゃん。もう大きくなってきたよ。」

 シュリックの思考とは感覚が切り放たれた器官はラティーニの行為に素直に反応する。

 じゅぷっじゅぷっ、れろれろ・・・、ちろちろ、じゅるじゅる・・・

「んっはぁ・・・。」

 本を読むはずのシュリックであったがその快感を我慢するだけで精一杯といった感で、目を閉じて射精の時間を遅らせようとしている。だがそれは

結局は結果の先送りなだけであって、シュリックが勝つためには本を読み終えなければならない。

「んっ!!」

 シュリックがいきなり大きな声をあげる。ラティーニがシュリックの尿道の中に舌を入れてきたのだ。

「んふふ、感じてるんでしょ?やっぱりシュリックは此処が弱いのね。」

「ああああ・・・。」

 だがシュリックも漸く自分のやらなければならないことを思い出し、目を開けて今まで読んできた所を見返して、漸く未踏の行に辿り着いた。だがそ

こから読み進めていこうとするのだが、一番初めの人名が頭の中に入っていかない。何度も何度も読み返すのだが、その音ばかりが頭の中に響き

渡って、記憶の桶に水は溜まらない。それは目の粗い砂に水を染み込ませるが如く、ざるで水をすくうかの如く、全ての努力が徒労に終わっていた。

「んーふふふー、シュリックもういきそうなんでしょ。」

「そ、そんなこと・・・。」

「あるんだって。あたしには分かるの。って言っても誰にでも分かるけどね。シュリックがいきそうになるとチンポが物凄く硬くなって先走りがどんどん

出て来るんだよ。そしてぴくぴくってなって、もういきますーって教えてくれるんだよね。」

 そしてまさしくシュリックのあそこはその状態になっていた。

「さー、さっさと出しちゃって。」

 じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ

 口のストロークが一定の時間になってきた。だが力はどんどん増していっているように思える。

「んっ・・・くぅ・・・。」

 シュリックが脚をばたばたと広げたり閉じたりを繰り返している。それは小水を耐えている様子に似ていた。だが小水とは違って今は発射させようと

別の刺激が外から与え続けられている。

 ラティーニは口でくわえるのと同時に更に右手でシュリックのチンポをしごき始めた。それは射精をさせる為では無く、今から出てくる精液を全て

搾り取ろうとするためのように思われた。

「ああああ・・・、ああ・・・。」

「いいんだよ、早く出しちゃいな。」

 僅かに口を離しそう言うとラティーニはまたシュリックのあそこをしゃぶり始める。

 じゅこっじゅこっ、じゅぽっじゅぽっじゅぽっじゅぽっ・・・

「ああああ、ああああ!!」

 シュリックの絶頂を感じ取ったラティーニは最後の止めを刺した。

 ぐりっ!!

「はああああ!!!!!!!!」

 ラティーニがシュリックのアナルにいきなり指を入れそしてシュリックのアナルの中で急角度に折り曲げたのだ。

 どくうっ!!!!!!!!

「んんっ!!」

 しっかりとシュリックのチンポを加えて隙間は無いようにしていたつもりだが、余りのシュリックのザーメンの量に口の端から精液が漏れてしまった。

「ん・・・ふふふふ・・・。」

 ザーメンはそのままにラティーニが笑みを漏らした。そしてその様子に目を奪われて動くことが出来なかったシュリーにラティーニが指をくいっ

くいっ、っと動かし、シュリーも四つん這いになって机の下に潜るように促す。当然意味は分からなかったが二人の間の壁が低くなった今、その要求

はシュリーにとっては拒否の理由は見当たらなかった。

 シュリーも四つん這いになってラティーニの隣までおずおずと進む。そしてそのシュリーが待ちきれないといった感じでラティーニがまだ進もうとして

いる途中にラティーニの後頭部に手を回し自分のほうへ引き寄せた。

「えっ!?」

 シュリーの疑問には一切答えず、ラティーニはそしてシュリーの口に自分の口を重ねた。

 

 

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